24、25日に富山県南砺市相倉の世界遺産・相倉合掌造り集落で行われる春のライトアップを前に、試験点灯が23日行われた。田植え前の水田が鏡のように合掌造り家屋を映し、幻想的な雰囲気を漂わせた。

 40基のライトで合掌造り家屋など21棟を照らした。日が暮れると水を張った田に映る「逆さ合掌」が暗闇に浮かび上がった。

 同集落保存財団の中島仁司事務局長は「昼間とは違う、この時期にしか見られない逆さ合掌を楽しんでほしい」と話した。

 ライトアップは日没から午後8時まで。