富山県信用組合(砺波市栄町、飯田裕彦理事長)は26日、能登半島地震の被災者支援として、所有するアザラシ型癒やしロボット「パロ」1体を氷見伏木信用金庫伏木支店(高岡市伏木錦町、縁山秀樹支店長)に貸し出した。
パロはなでるとまばたきをしたり、鳴き声を出したりと愛らしい動きが特徴。ストレスや不安を和らげる効果が期待されることから、被災者の心の癒やしにしてもらおうと、同組合が貸与を提案した。
飯田理事長が同支店を訪れ、縁山支店長にパロを手渡した。貸与期間は1年間。同支店窓口のカウンターに設置される。縁山支店長は「伏木地区は解体される建物を目の当たりにするなどして心の癒やしが必要な人がいると思う。パロをなでに来てほしい」と話した。
パロを開発した産業技術総合研究所の柴田崇徳さん(南砺市出身)らが同席した。