富山市小見小学校の保護者や地域住民らでつくる「小見小学校の未来を考える委員会」(泉ミリアン道子委員長)は、交流サイト(SNS)のインスタグラムで、特色ある同校や地元の良さを発信している。現在のフォロワー数は約1900人で、目標は1万人。メンバーは「小見の良さを多くの人に知ってほしい」と張り切っている。
富山市大山地域に位置する小見小学校は県内で唯一校庭にスキージャンプ台がある。冬場は豊富な雪を生かして、ジャンプ記録会や白馬北小(長野県)とのスキー交歓会など特色ある活動を行っている。小規模特認校で校区外からも児童を受け入れていることから、SNSを通じて魅力を広く発信し、入学者の増加につなげようと、2023年10月にインスタグラムのアカウントを開設した。
インスタグラムでは、児童がスキーに取り組んだり、地域行事でハロウィーンを楽しんだりする様子などを投稿。高評価や賛同を示す「いいね」の数は当初20件ほどだったが、現在は200件ほどに増えた。「将来、小見小学校に通いたいです」などとうれしいメッセージも届くという。
息子の小学校入学とともに夫の地元である小見に移住した泉委員長(38)は「四季折々に楽しめることがある。買い物は少し不便だけど、来て良かったと思う」と語る。メンバーで同小育友会長の真正純さん(46)は「こんなに特色がある場所はない。小見の良さを発信して、多くの人に魅力を伝えたい」と話している。
インスタグラムのアカウントは「@omi.es.daisuki」。