ますずし・駅弁製造販売の源(富山市南央町、四谷英久社長)は14日、入善海洋深層水活用施設で育ったサクラマスと県産米を使った「伝承館ますのすし」を本格発売する。3月1日には個食タイプの「小箱」をラインアップに加える。
サクラマスを養殖する入善漁業協同組合(入善町芦崎、池田博組合長)の協力を得て2023年秋に限定販売した商品。当初は24年秋の本格販売を予定していたが、能登半島地震で深層水の供給に支障が出たため延期していた。ますずしに最適な3キロ超のマス約100匹を確保できるめどが立ち、販売にこぎ着けた。3月19日まで提供し、今秋には数量を増やして再び販売する。
13日に同社で商品発表会があった。伝承館ますのすし(3600円)は源の直営店舗とオンラインショップで、小箱(1400円)はJR富山駅中央改札前売店で扱う。