雪の峠を越えた31日、富山県南砺市の庄川峡では、遊覧船が雪化粧した山々に囲まれた水面(みなも)に波紋を描きながら、ゆっくりと進んでいた。

 午前9時ごろには、水墨画のような景色を撮影しようと約10人の写真愛好家がカメラを構えて待機。分厚い雲の間から青空がのぞくと、一斉にシャッターを切っていた。