4月から富山県南砺市五箇山地区の各集落で行われる春祭りに向け、獅子舞の踊り手が履くわらじ作りが、同市の上平高齢者コミュニティセンターことぶき館で進んでいる。30日も上平老人クラブ連合会に所属する地域住民約40人が、手際良くわらを編んでいた。
今年は15~30センチのサイズの約300足を編む。わらじのほか、祭りで使うしめ縄や供え物の下に敷く「コモ」なども手がける。同連合会副会長の田中進さん(72)は「丈夫に仕上げるため、ぎゅっと力を込めている。出来栄えの良いものを届けたい」と話した。作業は3月中旬まで続く。