照ノ冨士の引退、綱とりをかけた琴桜が10敗と波乱を呈した大相撲初場所。注目された55年ぶりの2人同時横綱昇進はならなかったものの、豊昇龍が2度目の逆転Vで横綱昇進を確実とし、有終の美を飾った。

優勝決定ともえ戦を制し、感極まる豊昇龍
消えかけた綱とり 千秋楽の逆転劇
今場所の豊昇龍は9日目までに平幕相手に3敗し、綱とりは暗礁に乗り上げた。本紙によると、千秋楽取組前の審判部の会議でも「昇進見送り」が多数を占めたとされる。
昇進は消えかけていたが、千秋楽に大逆転劇が待っていた。
残り1409文字(全文:1647文字)