富山県高岡市の冬の恒例行事「日本海高岡なべ祭り」が11日、市中心部で始まった。冬の味覚を使った鍋料理が勢ぞろいし、来場者が熱々の一杯を味わった。12日まで。

 御旅屋セリオ横の広場やクルン高岡などで販売。地元食材をふんだんに使った「シン高岡ごっつぉ鍋」や、直径2・3メートルのアルミ鋳物製ジャンボ鍋で作る「海鮮シチュー鍋」、カキ鍋など17種類が用意され、買い求める人たちが長い列をつくった。

 南砺市井口の高田桔平ちゃん(3)は、父親の大輔さん(37)にカニ汁を食べさせてもらい「おいしい」と笑顔を見せた。

 能登半島地震復興応援ショップとして、水産加工品を販売する出張輪島朝市も開かれた。

 なべ祭りは高岡商工会議所や地元商店街などでつくる実行委員会と高岡市が開催し、39回目。12日は午前10時半~午後3時。