富山県朝日町草野の朝日内水面漁協で、地元を流れる小川で捕獲したサケの燻製(くんせい)作りが終盤を迎えている。9日は地域住民が、桜の生木を使って2日間いぶしたあめ色の身を手際良く干した。

 昨年は不漁で作業ができなかったという。今年は今月初めから約130枚を仕上げており、作業を担う土井利雄さん(74)は「予約で完売の人気ぶり。例年より数は少ないが、脂が乗っている」と話した。