3月18日は春の「睡眠の日」。 富山県民の睡眠習慣や生活習慣についての調査結果をあらためて紹介する。

 全国健康保険協会(協会けんぽ)の2023年度調査で「睡眠で休養が十分とれていない(睡眠休養不良)」と答えた割合が全国で最も多かった富山県。協会けんぽ富山支部が実施した独自のアンケート調査の結果を紹介するとともに、6年連続で「睡眠で休養が十分とれていない」と答えた割合が最も低かった島根県と睡眠時間や生活習慣を比べてみた。

 富山支部は睡眠習慣の実態を把握し、改善に向けた取り組みを推進しようと2023年12月に「睡眠習慣実態アンケート調査」を実施した。2021年度に特定健診を受診した40~74歳の同支部の加入者から、約3万人を対象に調査票を送付。9103件の回答を得て、そのうち被保険者8629件について解析を行った。

 その結果、睡眠時間は6時間以上7時間未満の割合が40%で最も高く、6時間未満は26・5%だった。男女別では「6時間未満」は女性30%、男性23・3%で、女性の方が6・7ポイント高かった。

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