高岡古城公園内にある築73年の高岡市立博物館本館に冷暖房がなく、来館者が快適に展示を見たり、同館が展示品を保管したりする上で、ベストではない状態が続いている。県内にある公立の郷土・歴史博物館で、ある程度の規模の施設では、多くが冷暖房を備える。展示品の劣化を防ぐためにも温度や湿度を適切に管理することが望ましいが、市は約1キロ離れた市美術館(同市中川)と一体的に整備する方針を示しており、早急な処置は難しいのが現状。市や博物館は「利用者の皆さんにはご不便をおかけして申し訳ない」とし、送風機や調湿剤の設置など運用面で対応していくとしている。
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