魚津埋没林博物館の「自然の神秘! 光る生物・鉱物観察会」が14日、富山県魚津市釈迦堂の同館で始まり、家族連れらが自然界の光の不思議に触れた。

 同館学芸員が自然発光するイソギンチャクの仲間「ウミサボテン」、紫外線によって光って見える植物の「アオダモ」や鉱物の「メノウ」について説明。参加者は暗闇で目を慣らし、実際に光る様子を観察した。

 ウミサボテンは刺激を与えるとかすかに発光。アオダモの樹液を溶かした水はブラックライト(紫外線ライト)を当てると、青緑の蛍光色が浮かび上がった。光る鉱物も多数用意され、参加者はオレンジや紫、緑色など石によって違うさまざまな光を楽しんだ。

 観察会は16日までで、午前11時からと午後1時半からの1日2回開かれる。