第106回全国高校野球選手権富山大会が10日に開幕する。43校40チームが参加し、決勝は27日に予定されている。甲子園出場を懸けた熱戦の行方を展望する。

 昨年の覇者で春季県大会を制した富山商、昨秋の優勝校で春も準優勝した高岡商を中心に、頂点を目指す激戦が予想される。春に4強入りした高朋と氷見、昨秋3位の高岡第一をはじめとするシード校、昨年の夏・秋2位の富山北部、8年ぶりの優勝を狙う富山第一などにもチャンスがありそうだ。

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序盤から好カード目白押し

 5日に行われた組み合わせ抽選の結果、春のベスト4が振り分けられたそれぞれのヤマに、伍して戦える力を秘めたライバルが入った。シード校を除き3番目にくじを引いた石動が、昨夏に続いて高岡商との初戦を引き当てたのは驚きだった。

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