Bリーグ2部(B2)富山グラウジーズのシューティングガード・野﨑由之は、富山でプロとなり3シーズン目を迎えた。千葉県出身で、地元の名門・市立船橋高時代は全国大会で活躍している。インカレなどで優勝経験をもつ専修大に進学すると、在籍4年の間で一度も公式戦でスターティング5としてコートに立つ機会がなかった。新型コロナウイルスの感染流行で大会中止が相次いだ大学3年時、Bリーグ入りをあきらめていたという。しかし、出場機会が少なくとも自らを輝かせる術を、野﨑は身につけていた。

野﨑がシュートを放つと、試合会場のボルテージが上がる
高2時、全国2大会で8強入り
ぽっちゃり体形だった小2のころ、野﨑は母に勧められ、日常的にスポーツに取り組むようになった。
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