J3のカターレ富山が正念場を迎えている。前半戦を2位で折り返したが、ここにきて4連敗を喫して4位に後退した。17日にホームで行う今節は2位に浮上したFC大阪と対戦する。盛り返すことはできるか。負けられない大一番の行方を占う。

第24節の岩手戦に敗れ悔しい表情をみせるカターレの選手
今季のJ3は日程の約3分の2となる第24節を終え、混戦状態に拍車がかかっている。首位の愛媛は2位のFC大阪に勝点9差をつけているが、2~10位は勝点6差内にひしめく。12月2日の最終節まで各12試合を残し、2位以内を目指す昇格争いは予断を許さない。

カターレは各クラブと2巡目の対戦に入って1勝1分5敗と苦戦し、7月の第18節から守ってきた2位を明け渡した。だが、前半戦の貯金が効いて好位置に踏みとどまっており、今後の成績次第でJ2復帰に手が届く。

17日のホームゲームに向けて練習するカターレ富山の選手
ただ、気掛かりなのはチーム状態だ。4連敗の中でも
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