コロナ禍があったり、戦争があったり。現代人は不穏な時代を生きています。そこで頼れるものは何か。もしかしたら「資格」なのかも。独学で860以上の資格を取得した“資格王”鈴木秀明さん(砺波市出身、東京都在住)に資格を取る意義と魅力を聞きました。(聞き手・田尻秀幸、撮影・鳥飼祥惠)

——名刺がすごいですね。四つ折りの名刺なんて初めて見ました。これまで取得した資格の名称がすごく小さな字でぎっちり紹介されている(笑)。
これ、1枚の原価100円近くするんですよ。少し前に作ったので、もうここから100個以上は資格が増えて今は860個くらいありますけどね。
——載せきれないくらい資格があるわけだ。普段はどんなお仕事を?
資格の専門家として書籍や記事の執筆をしたり、メディア出演したり、試験主催団体へのコンサルをしたり。人材系ベンチャー企業の執行役員を務めていたりもします。
年間80個受けて、合格するのは60個くらいですが、勉強が大変というより、いつ何を受けるか予定を埋めていくのが大変。ゲーム感覚で、落ちる過程も含めて楽しんでいます。
——どう勉強するのが効率的なんですか。
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