第60回北日本文学賞(正賞記念牌(はい)、副賞100万円)は、徳島市のグラフィックデザイナー、尾野森生(もりお)さん(58)=本名・多田耕二=の「PoET(ポエット)」に決まった。
北日本新聞社が主催し、富山ゆかりの作家、宮本輝さんが選者を務める。今回は国内外から900編の応募があった。
選奨(同、副賞30万円)は富山市安野屋町の公務員、浅野哲平さん(42)の「すみのはな」と、新潟県三条市の専門学校非常勤講師、伊藤穂波さん(46)=本名・桜井美穂=の「声」を選んだ。県内からの選奨は第47回(2013年)の高瀬紀子さん(滑川市)以来、13年ぶり。
