2026年度の富山県立高校全日制一般入試の出願受け付けが24日正午、締め切られた。平均倍率は0・89倍と2年連続で1倍を割り込み、5年連続で過去最低となった。少子化や私立高人気の高まりにより、全体の8割以上の高校で定員割れが生じ、県立高校を取り巻く状況の厳しさが改めて浮き彫りとなった。
34校82学科の募集定員5926人のうち、推薦入学内定者らを除く5020人を募集。志願者数は昨年比562人減の4482人で、10年連続で過去最少を更新した。定員割れしたのは過去最多の28校56学科。平均倍率は昨年を0・1ポイント下回り、下落幅は過去最大だった。
倍率の大幅な低下について、県教育委員会の土肥恵一県立高校課長は「私立高校無償化の影響が推測される」と分析する。4月以降、生徒の実際の進学状況を精査した上で今後の対応を検討するとし、「県立高の倍率が上がるよう魅力発信に努めたい」と強調した。
県立高を選ぶ受験生は減っており、過去10年で志願者数は3割以上減少し、平均倍率は0・26ポイント低下した。昨年は、記録が残る1999年度以降で初めて1倍を下回った。