岡田 俊哉 氏。座右の銘 人事を尽くして天命を待つ
「やわらかい鉄工所。」体現へ

「やわらかい鉄工所。」をスローガンに掲げている。 

板金加工によって主に工作機械の外装や半導体製造装置の筐体(きょうたい)などを製造している。創業が1991年と後発だったため、頼まれた仕事は何でも引き受けながら多様な加工に対応する技術力を培ってきた。そんな原点に由来する柔軟な発想力、対応力、創造力を磨いて、顧客にとって必要不可欠な存在でありたい。新たにビジョンを策定し「世界にとって、なくてはならない鉄工所になる」と宣言した。 

―今年の目標は。 

昨年は挑戦の1年だった。M&Aで電装部品組立加工と工作機械・切削工具販売の2社を傘下に収め、グループ全体の社員数が100人を超えた。若手社員の育成をさらに強化するために4月に開講した5年制の企業内大学「やわらカレッジ」では、金属加工に必要な技術をすべて習得でき、社会人としての素養を身に付けるための講義もカリキュラムに盛り込んでいる。 また、県内17社が参加して夏に初開催した工場公開イベント「トミファ」で事務局を務めたのも有意義だった。これらの取り組みを大きな飛躍につなげるには今年がポイントになる。課題を整理しながらしっかり軌道に乗せて、飛び立つための力を溜め込みたい。 

―「やわらカレッジ」「トミファ」への期待は。 

多様な人材を受け入れ、技術者として活躍してもらいたいと思っている。育成に対する我々の覚悟を示す意味でも従来の教育プログラムから踏み込んで企業内大学を開設することにした。また、「トミファ」のような地域を挙げたオープンファクトリーには、子供たちにモノづくりの楽しさを伝えるだけでなく、事業内容のPRや地元住民との交流促進、催しを企画する社員の成長などさまざまな効果が期待できる。富山県内には魅力的な企業が数多くあり、モノづくりに携わる若者が増えてほしいというのが願いだ。

「トミファ」で工場見学に訪れた子どもたちにモノづくりの楽しさを伝える社員
 

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