寺岡 富美夫 氏。座右の銘 素直な心(自分の至らなさを認め、そこから努力する謙虚な姿勢)
地域密着 暮らしに寄り添う

昨年10月、富山市経堂に大型実店舗を開設した。

組合員への宅配が主事業だが、今以上に接点を増やすには実店舗が必要と考えた。新店ではオリジナル商品を多くそろえるほか、地場の生鮮食品、総菜にも力を入れている。開店前から組合加入促進に取り組んだ結果、5千人超が加入。全体で14万人を超えた。

スーパー、ドラッグストア激戦区での独自性は。

「くらしのセンター」をコンセプトに、店舗2階に組合員や地域の方がサークル活動や町内会で利用できる集会所を設けた。地域と密着した関係を構築し、強みとしたい。

近年は福祉事業や食育活動を推進している。

高岡市との包括連携協定の下、介護福祉施設で「認知症カフェ」を開催。入所者のレクリエーションや相談会を通して高齢者支援を行っている。昨年は子育て支援として、一人親家庭へのおむつ無償提供を始めた。食育活動では、組合員親子を招いた「漁師文化体験」を開催した。漁師の仕事や魚の調理を知ることで食の大切さを学んでもらった。

物価高騰の対処は。

昨秋「くらし応援キャンペーン」と題し、コープ商品133品目を割安価格で提供した。事業所では、配送センターの作業動線と配送ルートの見直しや作業効率の向上などコスト削減に取り組んでいる。

SDGsの取り組みは。

太陽光発電と「とやま水の鄕でんき」の組み合わせにより、消費電力の96%を再生可能エネルギーで賄っている。今後も全事業所でCO₂排出ゼロを目指し、SDGsを推進していく。

今年はどんな1年に。

宅配事業を拡大していく。30~40代の若い世代に「食ときちんと向き合うことの大切さ」を伝え、組合加入を促す。一方で、昼食宅配やリサイクルの新規事業にも挑戦する。今後も「食」を核として県民の暮らしに関わる事業を通して「生涯にわたり役に立ち続ける生協」を目指したい。

組合初の大型店「CO・OPきょうどう店」=富山市経堂 
 

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