富山県射水市は9日、能登半島地震で液状化被害が大きかった同市港町で、地下水位低下工法の効果を検証する実証実験を始めた。来年5月までの約半年間、地下に集水管を敷設して地下水をポンプでくみ上げて排水し、地下水位の低下量や地盤の沈下量を調べる。

 実証実験では、港町公園と公園に接する市道の地下約3・5メートルにL字型の集水管(長さ約38メートル)を設置。直径2メートル、深さ4メートルの穴にたまった地下水が一定の水位に達すると、自動的にポンプが作動して排水される。

 工法の有効性を調べるため、公園やその周辺の17カ所に地下水位を観測する装置を設置し、34カ所に地盤観測点を設けた。

 実験後、地元住民と合意形成を図った上で、早ければ来年度内に本工事に着手する。市液状化対策・市街地整備班の西村隆班長は「地盤の状況を注視しながら進めていきたい」と話した。