有限会社渡辺酒造店
12月5日(金)東京・新木場で開催される『ひと・ちいきEXPO』で白川村・成原村長と渡辺酒造店・渡邉社長がトークセッションを開催

世界遺産の村・岐阜県白川村と岐阜県最大の酒蔵・渡辺酒造店(本社:岐阜県飛騨市、代表取締役:渡邉 久憲)は白川村の置かれた苦境を打ち破るために、共同で酒蔵を村につくる『白川村の蔵』プロジェクトをより多くの人々に知ってもらうため、12月5日(金)、6日(土)に東京・新木場で開催される『ひと・ちいきEXPO』に出展します。

12月5日(金)には成原茂・白川村村長と渡邉久憲・渡辺酒造店社長が「世界遺産・白川郷のオーバーツーリズムと地域活性化のための新たな酒蔵建設の挑戦」と題して、トークセッションを開催します。「白川村の蔵」プロジェクトの詳細を都内で公開するのは、今回のトークセッションが初となります。

会場に設けられたブースで、新たな酒蔵で働く蔵人を募集します。さらに白川村で来年4月1日から働く「地域おこし協力隊」の案内も行います。蔵で用いる酒米は全て「白川村産」とすることを目指しています。ですが、まだまだ必要な量には足りません。そこで村の農業法人で農作業、酒米や食用米の流通ルートの確立、米のブランディングなどで、任期は3年となっています。

さらに会場でふるさと納税として1万円を寄付していただいた方に、渡辺酒造店が誇る最高品質の日本酒(3万円相当)を、感謝の思いを込めて先着39本限定でお分けします。また、試飲の場も用意しております。
『白川村の蔵』プロジェクトが生まれた背景
白川村の代名詞といえば、合掌造りの茅葺き(かやぶき)屋根です。維持するには、2、30年ごとに葺き替えが必要です。葺き替えの順番が回ってきた家には、100名以上の村民が集まり、村民が力を合わせて、世界遺産の景観を維持してきました。

しかし、ピーク時には1万人近くいた人口が、今は1,500人を下回っています。2023年に取ったアンケートでは「大人になったら、村に戻りたい」と答えた子どもは、たったの半数以下でした。

今回のプロジェクトは、酒蔵づくりを通じて村の誇りとなるような地域おこしを、村の外からではなく
村の中から実現するためのプロジェクトです。村民が住み続けたい、戻ってきたいと思う村を創るための挑戦なのです。

世界遺産に認定されてからは、国内外の来訪者が爆発的に増加し、年間約200万人にものぼる観光客が訪れる観光地となりました。ですが観光客による賑わいが、白川村の経済に必ずしも好影響を与えているわけではありません。

というのも、白川村の産業は農業や畜産業が中心で、ホテルなどの宿泊業、あるいは観光客に買ってもらえる製品を生み出す産業がほとんどないからです。それゆえ、観光客の増加に伴う人的・経済的なコスト増を賄いきれない状況となっているのです。

また村の人口減も深刻な状況にあります。白川村に残りたい、あるいは戻りたい、住みたいと思っても、受け入れられるだけの産業がないからです。

ピーク時には1万人近くだった村の人口は、今は1,500人を下回っています。2023年に取ったアンケートでは「大人になったら、村に戻りたい」と答えた子どもは、半数以下に止まっています。このままでは村自体が存亡の危機に瀕してしまいます。

そこで日本酒をこよなく愛する白川村の成原茂村長と、渡邉久憲社長が酒を酌み交わし語り合うなかで意気投合し、ともに立ち上がることを決意しました。地域に密着した新しいかたちの酒蔵をつくることで、村の活性化を実現することができます。

右肩下がりの日本酒業界で、渡辺酒造店は日本酒業界の常識を打ち破る様々な挑戦を続け、2億円台にまで低迷していた売上をコロナ禍の逆風の中でも伸ばし続け、14億円を超えるまでに成長させています。

白川村の村民、そして日本酒業界で独自の経営ノウハウで業績を伸ばしてきた渡辺酒造店がタッグを組んで、白川村に日本酒の蔵をつくるという壮大な挑戦が始まったのです。
『白川村の蔵』プロジェクトとは
2026年、白川村に新たな酒蔵が生まれます。白川村の村民と渡辺酒造店が力を合わせてつくる、まったく新しい運営形態の酒蔵です。

・白川村で採れた酒米・山田錦を「日本最高値」で買い取ることを確約
酒造りに用いる酒米は、白川村産の山田錦を買い取ります。買取価格は「日本で最も高い値段」を確約しました。これは「白川村の酒米づくりを発展させたい」という強い決意です。

・白川村の雇用創出
酒蔵で働く社員の半数以上を、白川村で新たに雇用する予定です。これまでは白川村で暮らしたいと思っても、働く場が満足にない状態でした。そこで、新たに酒蔵は地元での雇用創出にも取り組みます。採用はほとんどが日本酒づくりの未経験者となる見通しです。新たな酒蔵の稼働までに、渡辺酒造店で経験を積んでもらいます。

・白川村の村民とともにつくったビジョン
酒蔵プロジェクトのスタートにあたっては、村民の方々と一緒にビジョンを作り上げました。半年間にわたって、長時間のセッションを重ねながら本音をぶつけ合うことで、解決すべき村の課題と目指すべき姿が浮き彫りとなってきました。イベントではとりまとめたビジョンも今回、初公開します。
『ひと・ちいきEXPO』開催概要
・開催日時
12月5日(金) 13:00 - 20:00
12月6日(土) 10:15 - 18:30

・成原村長と渡辺社長のトークセッション
12月5日(金) 15:50~17:20(75分)

・開催場所
木材会館 6F・7F(東京都江東区新木場1-18-8)

・参加費:
・1日券 1,650円(税込)
・2日券 2,200円(税込)
・2日券 + 懇親会(12月5日 18時~)4,950円(税込)
・主催:株式会社WHERE
・URL:https://share.whereinc.co.jp/peoplelocalexpo
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