富山県氷見市の氷見漁港に21日、ブリ649本が水揚げされ、氷見魚市場で競り落とされた。今季は10月末から揚がり始め、11月中旬から500本を超える日も増えてきた。本格的なシーズンの訪れに期待が高まる。
21日の水揚げは13日の980本、15日の880本に次いで今季3番目の数。中には10キロを超える大型も入っていたものの、7~9キロクラスが中心だった。
富山湾にブリ漁シーズンの本格到来を告げる「ひみ寒ぶり宣言」が待たれるが、氷見漁協の担当者は、まだ大型が少ないという。平均で11キロほどあるという型の良い魚の群れは寒波に応じて北海道から日本海を南下してくる。担当者は「まだ強い寒波が来ていない。今後のビッグウェーブに期待したい」と話す。