11月29日に古民家宿「助七」オープン記念トークイベント開催決定

石徹白洋品店株式会社(本社:岐阜県郡上市、店主:平野馨生里)は、従来のアパレル事業に加え、新規事業である「宿の運営」を開始し、第1弾として、2025年11月に築150年の古民家をリノベーションした一棟貸しの宿『助七(すけしち)』をオープン。
公式サイトにて予約受付を開始いたしました。
「助七」のホームページ:https://itoshiro.org/pages/sukeshichi
宿をオープンするにあたって、ただ建物を保全するのではなく、石徹白のかつての暮らしが感じられる建物を復旧し、石徹白ならではの暮らしが営まれ、コミュニティとなっていく。石徹白らしい形で集落としての存続を目指していけたらと考え、クラウドファンディングを実施。目標金額500万に対し、1,000万を超える支援を350名の方々からいただきました。
今回、一棟貸しの宿『助七』のオープン記念として、11月29日はお話し会を実施いたします。
【お話し会の概要】
日 時:2025年11月29日(土)13:00受付開始 13:30開始(15:00終了予定)
会 場:ふるかわ庵:元料亭(東京都台東区池之端4-15-7)
参加費:3,000円(お茶代込み)*要予約(こちらのサイトでご注文ください。
話し手:藤沢百合(設計士:スタジオ伝伝)、平野馨生里(石徹白洋品店店主)
<登壇者プロフィール>

話し手:設計士 藤沢百合(スタジオ伝伝)
1975年岡山市生まれ。中学時代から横浜・東京で暮らし、大学では心理学を学び、卒業後は新築マンション建設の不動産会社で用地仕入れなどを担当。古民家を壊さずに活用できる方法を学びたく、二度目の大学で建築を学び、リノベーションの会社で設計と不動産を兼任。2014年に独立し、岐阜の郡上八幡の空き家対策をきっかけに移住。東京との二拠点で、設計・不動産・宿泊業を行なっている。郡上八幡ではArt & Hotel 木ノ離、Private stay 水ノ理という古民家を活かした1棟貸しの宿を設計・運営しているが、宿では石徹白洋品店の服をルームウェアで使用したり、自身も設計現場服から普段着まで石徹白洋品店の作る服のコアなファンである。

話し手:石徹白洋品店店主 平野馨生里(ひらのかおり)
1981年岐阜県生まれ。石徹白洋品店店主。慶応大学総合政策学部卒業後、PR会社に就職。郷里の岐阜の地域づくりに惹かれUターンし、結婚後2011年に県内の石徹白集落に移住。12年石徹白洋品店を創業。地域に伝わる野良着をリデザインし、地元の植物で草木染めや藍染めを行う。自然の中で4人の子どもを育てながら仕事をしている。
【宿事業立ち上げの背景】
石徹白とは、岐阜県郡上市の最西奥に位置する小さな集落です。白山の懐に位置し、白山信仰を守り伝える山里として栄えてきました。しかし、時代の流れの中で過疎化が進み、昭和30年代に1200人いた人口は、今や200人を切るまでに減ってしまいました。隣の集落まで14キロほど離れており、陸の孤島とも言える小さな地域ですが、だからこそ残ってきた生活文化には学ぶところがたくさんあります。田畑での野菜やお米の作り方、山菜の採り方と料理の仕方などの生活の知恵はもちろんのこと、このような自然の恵みと脅威が背中合わせの土地で生きていくための「心の在り方」も教えていただいています。石徹白という地域自体が日本の原風景そのものであること、そして、ここで営まれてきた暮らしは時代がどのように変わろうとも、生きるためのたくましさを持ち合わせており、先が見えない不安の多い未来に対して、大きなヒントがたくさん眠っていると感じています。だからこそ、石徹白地域がこれからも存続していくために、雇用先としての石徹白洋品店の事業を継続し、さらなる「宿事業」を立ち上げることとしました。
【宿の特徴】

築150年以上の板張りの家屋「助七」。
玄関に入ったところから馬小屋・そして屋根裏の「つし」、さらには家族が集まる囲炉裏の部屋「うちんなか」、その向こうに「でい」、仏間の「おくのでい」があります。
石徹白の古き佇まいを残した板張りの建物。
何もかも手ずから生み出した暮らし、人々の息遣い。
石徹白らしい間取りをそのまま残し、暮らしが見える形で、快適に過ごせる空間を実現しました。

うちんなか 広間 - リビング / ダイニング / キッチン

書斎. 元子ども部屋

でい 畳の部屋 - リビング

おくのでい 元仏間 - ベッドの寝室

Gallery つし屋根裏部屋 - 民具ギャラリーこの土地で手仕事によって生み出された生活道具たち。植物繊維で作られたあらゆるものから、ここでのつつましくも、たくましく生きた人々の営みが見られます。滞在中はご自由にご覧いただけます。2階からの眺望もお楽しみください。

Dinner & Breakfast季節の食材をふんだんに使って、体にやさしいご飯を提供している石徹白のお店「MAGOEMON」と提携し、お食事をご用意しております。郡上の郷土料理けいちゃん、冬は石徹白特有の漬物・肉漬けやお鍋料理。ご予約時に、お食事の有無をお選びください。

Experience 藍染、草木染、服作り体験藍染は5月から9月に、草木染めと石徹白民衣づくりは季節を通じて講座が行われます。講座・ワークショップへのご参加とともにお泊まりいただき、ここにしかない手仕事に没頭する時間を味わってください。
宿『助七』の概要
施設名:石徹白洋品店の宿・助七(すけしち)
住所:岐阜県郡上市白鳥町石徹白65-18
電話番号:0575-86-3808
予約サイト:https://itoshiro.org/pages/sukeshichi
宿泊定員:~6名(1日1組限定)
宿泊料金:一棟66,000円~(変動することもございます)*夕朝食はオプションでお付けします。
チェックイン/アウト:15:00~/~10:00
■石徹白洋品店について
石徹白洋品店は、岐阜県の奥美濃の小さな集落・石徹白地区にて縄文時代から継承されてきた伝統の野良着(たつけ)を復刻し、現代のライフスタイルにあったデザインで服を制作。地域の植物を採取、草木染や藍染を行い、自然素材を生かした服づくりに取り組んでいる。モノづくりを通じて進めてきた地域活性化の取り組みが評価され、共同通信社らが主催する第12回地域再生大賞の準大賞を2022年に受賞。現在ロンドンで開催中の日本の民藝に特化した英国史上最大の展示会”MINGEI: ART WITHOUT HEROS”にて石徹白洋品店が選定され現代の民藝を象徴する”エココンシャスブランド”として紹介されている。
instagram:
石徹白洋品店
https://www.instagram.com/itoshiroyohinten/
助七
https://www.instagram.com/sukeshichi_itoshiro
お問い合わせ
e-mail: media@itoshiro.org TEL/FAX: 0575-86-3808(平日10:00-16:00)
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