クマの目撃が続く富山市大沢野地域の住民らを対象にした防犯セミナーが17日、同市下大久保の大久保ふれあいセンターであり、県自然博物園ねいの里・野生鳥獣共生管理員の赤座久明さんが約350人にクマの生態や対策を説明した。

 赤座さんは人里に出没しているのは、山中のドングリが凶作になっていることが要因などと解説した。遭遇した場合、クマは興奮状態で攻撃性が高いとし「まず顔面を守ることが大事」と話した。