富山市教育委員会は10月から、インターネット上の仮想空間「メタバース」を活用した不登校児童生徒の支援を始める。自宅にいながら他者との交流や学習が可能になる。29日の市教委定例会で説明した。
家族以外とのつながりが希薄な不登校の児童生徒が支援対象。メタバース内では教育相談員、オンライン支援員、他の利用者との対話をはじめ、ウェブ教材を活用したプログラミング学習などもできる。
10月6日から利用を希望する児童生徒と保護者にアカウントを割り当てる。市教委によると、メタバースには50人が同時に接続できる。9月30日に案内パンフレットを配り、アカウントを登録した後は数日でメタバースが利用可能になる。