魚津水族館の秋の企画展「寿司(すし)展」が、同館で開かれている。魚が捕獲されてからすしとして提供されるまでの流れや、飼育員の食レポの紹介など工夫を凝らした展示が並ぶ。11月3日まで。

 県のブランド戦略「寿司といえば、富山」を盛り上げようと企画。展示はスタッフが実際に競りやすし店へ取材に出向き制作した。

 魚津港の競りの細かな描写や職人がブリやバイ貝などをさばく様子を写真や動画、イラストを交えて分かりやすく伝えている。

 通常ではすしネタにならない13種の魚も展示し、飼育員がすしにしてみた際の食レポを紹介。マツカサウオは「甘みが合って、かめばかむほどおいしい」と高評価する一方、ミズクラゲは「えぐみがありまずい」と低く評価するなど、新たな視点を切り口とした展示が目を引いている。