富山県内外の演奏家や合唱グループがモーツァルトの曲などを披露する「湯の街ふれあい音楽祭 モーツァルト@宇奈月」は最終日の14日、富山県黒部市の宇奈月温泉一帯で行われ、美しいハーモニーが聴衆を魅了した。
市芸術創造センター・セレネで開かれたスペシャルコンサートでは、音楽祭芸術監督の横島勝人さんが指揮を務め、バイオリニストの粟津惇さんと宇奈月アマデウス祝祭管弦楽団がバイオリン協奏曲を演奏。ソプラノ谷口琴音さん、メゾ・ソプラノ仲谷響子さん、テノール近藤洋平、バリトン栗原峻希さんと宇奈月アマデウス祝祭合唱団も加わり、「レクイエム」を壮大に披露した。
金管五重奏コンサートもあり、「きときとブラスSt.(ステーション)」が演奏を繰り広げた。温泉街の各所でミニコンサートも開かれた。
音楽祭は、宇奈月温泉の景観がモーツァルトの生まれたオーストリア・ザルツブルクと似ていることから、温泉街の有志が実行委員会を組織して2010年に始めた。北日本新聞社共催。