1925(大正14)年9月7日に起きた井波大火から100年となり、教訓を継承する防火行事が7日、富山県南砺市井波の井波八幡宮で開かれ、地元の消防団員らが地域の安心安全と防火への誓いを新たにした。
井波、南山見、山野、高瀬の4消防分団や地域の関係者ら約40人が参加した。同八幡宮で防火祈願と記念式典があり、井波消防団連合会の青山誠会長が「大火の日を忘れずこれからも防火防災に隊員一丸で尽力したい」とあいさつした。
消防車両6台がサイレンを鳴らしながら地域を巡回し、防火を呼びかけたほか、井波市民センターではポンプ車が記念放水した。
井波大火は「井波風」と呼ばれる強い南風が吹き荒れる中で発生。276戸が焼失し、約1150人が被災した。