富山県南砺市平地域の世界文化遺産・相倉合掌造り集落で、ススキの穂が風に揺れ、秋の気配を漂わせている。27日は雨上がりの山々に霧が立ち込め、観光客が涼やかな空気感を味わっていた。千葉県松戸市から訪れた大学生の多田颯人さん(22)は「霧が広がる山里を見たくて、あえて雨の日に来た。とても風情があった」と満足そうに話していた。