砺波ロータリークラブが奨学生として受け入れたモンゴル出身の富山大大学院生ら6人が12日、モンゴルで抑留を経験した全国強制抑留者協会長の山田秀三さん(107)=富山県南砺市井波=を訪ね、当時の話を聞いて平和の大切さを心に刻んだ。

 山田さんは召集されてからの体験やモンゴルでの抑留生活を振り返った。学生らは、つらい時に心の支えになったことやどんな世界になってほしいかを質問。山田さんは「自分だけがいいのではなく、お互いに仲良く生きていくことが大事」「武器をつくることはいかんこと」と話した。

 トブデンツェベン・アリウンザヤさん(23)は「戦争に行かれた方の話を聞き、人と人のつながりや平和が一番大事だと改めて感じた」と話した。