目の錯覚を利用した不思議な世界が広がる「トリックアート展」が9日、富山県高岡文化ホールで始まり、家族連れらが写真を撮りながら作品を楽しんでいる。17日まで。
作品世界に入り込んでいるかのような体験型アートを手がける制作会社エス・デー(栃木)の協力で、同ホールが高岡市内で初めて開き、新作25作品を展示した。
来場者が恐竜の背中に乗っているように見える仕掛けや、人魚姫になったように見えるパネルなど独創的な作品が並ぶ。気球飛行やセーリング、海中探検の気分が味わえる作品もある。
来場者はユニークな世界に浸りながら、スマートフォンに向かってポーズを取っていた。
家族3人で訪れた富山市堀川小学校2年の山本創一朗さんは、背が高く見えたり低く見えたりする部屋が気に入り「楽しかった」と話した。
開場は午前11時~午後8時半(最終入場は同8時)。12日は休館。会期中はX(旧ツイッター)上で、会場で撮った写真のコンテストも行う。北日本新聞社共催。