NHK連続テレビ小説「ばけばけ」で注目が集まる小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)に関するセミナーが14日、富山市西町のTOYAMAキラリで開かれた。八雲の研究を行う富山八雲会(中尾哲雄会長)が紙芝居や朗読などを披露し、著作や功績を伝えた。
メンバーは、ドラマの主人公のモデルである妻セツの手記「思い出の記」を朗読した。紙芝居披露では、八雲の作品「怪談」から「ムジナ」を、英語と日本語で上演。スクリーンに絵を映し出し、情感豊かな語りで来場者を楽しませた。
副会長の木下晶さんは、八雲とセツの生涯の歩みを解説。「怪談」はセツの話を英訳したものであり、「2人の合作で、日本の昔話に西洋の要素が入っている」と話した。
セミナーは、富山市立図書館交流行事運営委員会と富山八雲会が開いた。