観光客やお盆の帰省客を古里の花で迎えようと、富山県魚津市は8日、魚津駅前などに市の花「カノコユリ」のフラワーポットを並べた。18日ごろまでピンク色のかれんな花が街を彩る。

 市制施行40周年の1992年に始まり、34回目。カノコユリは農事組合法人長引野(谷崎雅彦組合長)が育てている。今年は猛暑の影響もあり、1週間ほど開花が遅れたという。

 この日は組合員や市職員らが魚津駅・魚津駅観光案内所と市役所、海の駅蜃気楼(しんきろう)、西布施地域活性化センターに約90個を設置した。

 谷崎組合長は「他ではなかなか見られない花。今年もかわいらしく咲いたのでぜひ楽しんでほしい」と話した。