俳優の島崎遥香とアーティストのＩＳＳＥＩが、ＣＢＣテレビで８月１日に放送が始まるドラマ「もしも世界に『レンアイ』がなかったら」（金曜未明、ＣＢＣテレビ）に出演する。恋愛感情のない人が多数派を占める架空の世界で、それでも「恋がしたい」男女の葛藤を描く。

　島崎は「ファンタジーのような設定だけど、そこで描かれる不安や孤独は現実にも存在するもの」と話す。ＩＳＳＥＩも「恋愛に限らず『周りと違う』ことに悩んだ経験のある人にはきっと刺さるはず」と力を込めた。

　劇中の世界では、皆が決まったパートナーを持たず、家庭も子育ても「みんなでシェア」するのが当然。特定の誰かを好きになる人は「レンアイ」と呼ばれ「独占欲の強い変わり者」として、冷たい目で見られている。

　島崎が演じたのは、自身が「レンアイ」であることに戸惑い、周囲になじめずにいる乙葉。相談できる友人もおらず「世の中に安心できる居場所がないつらさを感じながら演じた」と振り返る。

　悩める乙葉がたどり着いたのは「レンアイ」たちが集うカフェ。そこで乙葉と出会うハレを演じたのがＩＳＳＥＩだ。「レンアイ」であることをうまく隠して生きてきたハレが「乙葉の前では自然な自分でいられることに気付いて、変わっていく姿を表現しました」。

　他人と違う自分を受け入れ、ありのままに生きるにはどうすればいいのか。島崎は「まず自分が自分を愛して、味方になってあげるのが大事だと思う」と語った。

　第１回は８月１日午前０時５８分から放送。終了後、ＴＶｅｒ（ティーバー）で見逃し配信される。

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　https://youtu.be/nYd_RAfdVUM