「土用の丑(うし)の日」の19日、富山県内の鮮魚店やスーパーは、厳しい暑さを乗り切ろうとウナギを買い求める人でにぎわった。同日は県内10観測地点のうち5地点で猛暑日となり、最高気温は富山市秋ケ島(富山空港)で36・3度、氷見で35・7度、朝日で35・1度とそれぞれ今年最高を更新した。
上市町新町の湯崎乃屋鮮魚店では、静岡県浜名湖産のウナギ1100匹を用意。店先で炭火を使ってかば焼きにしていくと、食欲をそそる香ばしい匂いが漂った。店主の杉木辰夫さん(62)は「今年は脂の乗りがよく、身がふっくらしている。ウナギを食べて元気になってもらいたい」と話した。
現在の仕入れ価格は昨年並みだが、今年は稚魚が豊漁のため、秋ごろに価格が下がる可能性があるという。