俳優のブラッド・ピットが、主演映画「F1/エフワン」(27日公開)のPRで来日した。東京都内の映画館で開かれた舞台あいさつで「実際のF1サーキットで、俳優が車を走らせた前例のない映画。一つ悔いが残るのは鈴鹿(三重県)で走っていないことで、誰か関係者はいませんか?」と笑顔で呼びかけた。
F1界の全面協力を得て、各国の実在するサーキットや本物のマシンを使って製作した本作を「誇りに思う映画だ」と語った。かつて天才と呼ばれた主人公のF1レーサー・ソニーを演じるために「約2年をかけて、運転のトレーニングを積んだ」と振り返った。
2022年の大ヒット作「トップガン マーヴェリック」の製作スタッフが再集結した本作。「トップガン」で主演したトム・クルーズは大切な旧友だと語り「海や空のアクションはトムに任せる。私は陸が好きだ」と笑った。
舞台上で黄色い法被をまとい、観客たちと一緒に三本締めをする一幕も。今回の来日は、新幹線をモチーフにした主演映画「ブレット・トレイン」のPR以来約3年ぶり。「新幹線を超えるスピードで、今回は車に乗った」と胸を張った。