テキスタイルデザイナー・鈴木マサル氏が手掛ける「富山もよう」に新柄が登場!真夏の太陽に向かって力強く咲く「HIMAWARI」(富山市の草花 ひまわり)
北日本新聞社などでつくる富山もようプロジェクトは7月4日、シリーズ16番目となる「HIMAWARI (富山市の草花 ひまわり)」を発表しました。これに合わせ、同日付北日本新聞朝刊を「HIMAWARI」もようでラッピングしてお届けしています。
富山もようシリーズ16弾となる「HIMAWARI」
ヒマワリは富山市の草花です。今回のもようは「真夏の太陽に向かって力強く咲くヒマワリを、みんなでまちを育てていく、これからの富山市のシンボルにしたい」との思いを込めて作りました。
7月5日から8月4日までの1カ月間、HIMAWARIもようの路面車両も登場します。
HIMAWARIもようでラッピングした路面電車
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●デザインを手掛けた鈴木マサルさんに聞く

立山向いて咲く姿表現
今回は、これまでのライチョウや立山のもようとは違い、まだ富山との関わりがあまり知られていないモチーフを、富山のシンボルへと育てていくためのデザイン。ことし11年目を迎えた富山もようプロジェクトにとって、初めての挑戦でした。
一貫して富山もようを手掛けてきたテキスタイルデザイナー、鈴木マサルさんは「今回は何をやっても『なんでヒマワリ?』と思われる。なので、まずは模様としてすごくきれいと思わせたい。でもその中に、富山で咲くヒマワリであることを潜ませたい」と考えたといいます。
4月に来県し、市の関係者からヒマワリ事業を通してどのような市にしたいのかを聞き、ヒマワリの種をまく予定の休耕田も訪れました。ヒントになったのは、いつも不思議に思っていた、どこにいても見える立山連峰の景色。その後、立山を向いて咲くヒマワリの写真を見てイメージが固まります。「立山を向いて咲くヒマワリに、山並みが映っている。そして空は富山らしい曇天に」。そうしてできたのが16番目の富山もよう「HIMAWARI」です。
鈴木さんは「難しかったですが、富山もようにもいろんな形が出てきていいなと思えた仕事でした」と話します。富山もようは、次の10年へ新たなスタートを切りました。
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●富山もようプロジェクトとは
北⽇本新聞創刊130年を記念して、2014年8⽉にラッピング紙⾯を展開したことからスタート。「富山のいいもの、もようにしたら、富山をもっと好きになる」を合言葉に、富⼭の⾃然・⾷・⽂化などの資産をモチーフにテキスタイルデザイン化。様々な企業とコラボレーションした「富⼭もようグッズ」の展開や、イベント・シティプロモーションを通じて、富山を彩り、豊かな暮らし・素敵なまちづくりを目指すプロジェクトです。県鳥のライチョウや富山のシンボルである立山連峰などをモチーフに、これまでに誕生したもようは16種類。第35回日本新聞協会新聞広告賞受賞、2019年度グッドデザイン賞ベスト100受賞、富山県推奨とやまブランド認定。

問い合わせ先/北日本新聞社メディアビジネス局
(富山市安住町2-14)
TEL.076-445-3333(平日9時~17時)
富山もようホームページ>>