テキスタイルデザイナー・鈴木マサル氏が手掛ける「富山もよう」に新柄が登場!伝統的な街並みと華やかな曳山を描いた「DOZOU」(土蔵造りの街並み)
北日本新聞社などでつくる富山もようプロジェクトは3月16日、シリーズ14番目となる「DOZOU」を発表しました。これに合わせ、同日付北日本新聞朝刊を「DOZOU」もようでラッピングしてお届けしています。

今回、誕生したのは「DOZOU」(土蔵造りの街並み)。400年以上の歴史がある高岡市を象徴する高岡御車山祭と山町筋をモチーフにしています。華やかな花傘を付けた山車が、重厚な土蔵造りの家々が並ぶ通りを練る姿が浮かび上がるデザインです。16日から、富山大和(富山市総曲輪)にオープンした期間限定店舗「富山もようポップアップストア」では、「DOZOU」のクリアファイル(440円)とポストカード(165円)を販売しています。
富山もようはテキスタイルデザインを通じて、富山の魅力を伝えようと、2014年から始まったプロジェクト。デザインを手掛けるのは、マリメッコやユニクロなどのブランドでも活躍するテキスタイルデザイナー、鈴木マサル氏。県鳥のライチョウや富山のシンボルである立山連峰などをモチーフに、これまで13種類が作られ、さまざまな商品が生まれています。
●鈴木マサル氏/テキスタイルデザイナー

1968年生まれ、千葉県出身。多摩美術大卒。テキスタイルを中心にグラフィックや建築空間などさまざまなシーンに向けてデザインを展開している。
街並みをシックに表現
富山もようを一貫して手掛けるのが、テキスタイルデザイナーの鈴木マサルさんです。今回発表した「DOZOU」の創作を「過去と現在が組み合わさった様子をイメージした」と振り返ります。伝統的な土蔵造りの街並みがシックに表現されています。
実際に山町筋を歩き、「土蔵造りのデザインの豊富さに驚きました。よく見ると色も黒だけでなく、グレーや茶色などさまざまで、奥深さを感じました」と語ります。
腐心したのは高岡御車山の表し方でした。伝統的な街並みを華やかな曳山が巡行する様子が目に浮かび、もようのモチーフに含めることはすぐに決まりましたが、「7基それぞれに特徴があり、どのように描くか悩みました。視察を通じて、山町筋の人たちが高岡御車山祭に誇りを持っていることが分かったので、余計に難しかった」と言います。赤、黄、赤、白、赤の花傘が全基に共通していることを発見し、美しさが伝わるようにデザインに取り込みました。「『DOZOU』をきっかけに、改めて地元のすてきな文化や歴史に気付いてもらえたらうれしいです」
●富山もようプロジェクト
北⽇本新聞創刊130年を記念して、2014年8⽉にラッピング紙⾯を展開したことからスタート。「富山のいいもの、もようにしたら、富山をもっと好きになる」を合言葉に、富⼭の⾃然・⾷・⽂化などの資産をモチーフにテキスタイルデザイン化。様々な企業とコラボレーションした「富⼭もようグッズ」の展開や、イベント・シティプロモーションを通じて、富山を彩り、豊かな暮らし・素敵なまちづくりを目指すプロジェクトです。
第35回日本新聞協会新聞広告賞受賞、2019年度グッドデザイン賞ベスト100受賞、富山県推奨とやまブランド認定。

問い合わせ先/北日本新聞社メディアビジネス局
(富山市安住町2-14)
TEL.076-445-3326(平日9時~17時)
富山もようホームページ>>