富山県南砺市福光地域ゆかりの板画家、棟方志功が愛した川のかっぱ伝説にちなんだ「だまし川のほたるとかっぱ村祭り」が22日、同市中ノ江の道の駅福光と近くのだまし川(豆黒川)で開かれ、大勢の人でにぎわった。

 供養祭では、「かっぱ村」村長を務める石黒地域づくり協議会の北島清会長をはじめ、名誉村民の武田慎一県議会議長、田中幹夫市長らがかっぱに扮(ふん)して参列。読経が行われた後、地域の安全安心を願い、市観光協会の武田隆啓福光支部長らが、ナマズ2匹にお神酒を飲ませてだまし川に放流した。

 会場には、かっぱの顔出しパネルや、カッパスムージーなどの飲食ブースが並んだ。地元の福光どんぐり保育園の年長児29人が、かっぱ姿で元気いっぱいの踊りを披露し、会場を盛り上げた。

 地元の団体でつくる実行委員会が開き、17回目。