となみ夜高まつりは最終日の14日夜、富山県砺波市本町の交差点周辺で大行燈(あんどん)をぶつけ合う「突き合わせ」を行った。時折雨が降る中、通りの3カ所で14基が激突し、砺波地方の夜高祭りの締めを飾った。

 午後8時10分ごろ、行燈を取りまとめる裁許の笛の合図で「ヨイヤサー、ヨイヤサー」と若衆の勇ましいかけ声とともに、行燈が正面から激しくぶつかった。ことしは若鶴酒舗前が会場に加わり、3カ所で「ドーン」というごう音が響き、雨具を着た見物客らから歓声が上がった。突き合わせを終えると、今回初めて全町がそろって手打ち式「シャンシャン」を行った。

 市観光協会は交差点近くに特別観覧席を設け、県内外の22人が砺波夜高振興会員の解説を聞きながら楽しんだ。JR砺波駅前広場ではパブリックビューイングが開かれた。

 となみ夜高まつりは砺波夜高振興会主催、北日本新聞社後援。