富山刑務所から刑事事件の被告人が逃走し、小学校に侵入した場合を想定した訓練が13日、富山市西荒屋の同刑務所と同市新保小学校であり、関係者が万が一の対応を確認した。
被告人の逃走が確認されると、刑務所の職員が集められ、警察や市役所などに連絡。小学校では、逃走の連絡を受けて全ての出入り口を施錠し、玄関をついたてなどでふさいだ。金属バットを持った逃走者役の職員が扉を開けようとすると、教員は「どうしましたか」などと中から声をかけた。富山南署員4人が駆け付け、取り押さえた。
訓練は毎年行っており、今回初めて小学校への侵入を想定して実施した。