上市町大岩の古刹(こさつ)、大岩山日石寺の滝開きが8日、同寺であり、県内外から訪れた多くの参拝者が滝に打たれて心身を清め、無病息災や家内安全を願った。

 白装束姿の参加者は、高さ約5・5メートルから流れ落ちる六本滝の下で手を合わせながら水に打たれた。氷見市に実家がある射水市三ケの公務員、寺井秀之さん(57)は震災復興や家族の健康を祈るため昨年に続いて参加。「昨年より水に勢いがあった。滝に打たれて気持ちがすっきりした」と話した。

 滝行に先立ち、井桁に組んだ木や護摩木を燃やしてお経を唱える柴燈護摩(さいとうごま)や火渡りが行われた。