今年最初の「うおづしんきろうロード朝市」が25日、富山県魚津市の海の駅蜃気楼(しんきろう)周辺で開かれ、飲食や雑貨などバラエティー豊かな約20店が軒を連ねた。周辺のにぎわいづくりを目指し、初めて開いた昨年は1万人が来場。今年から毎月第4日曜に継続開催し、魚津の新たな人気スポットになることを目指す。初回はあいにくの雨となったものの、来場者が早朝から買い物を楽しんだ。

 海の駅蜃気楼周辺の港湾道路を通行止めにし、午前6時半~同9時半まで開いた。総菜パンや豚汁、ブラジル料理といった飲食のほか、雑貨や植物、アロマハンドマッサージなど多彩な露店が並んだ。来場者は店の前で品定めしたり、飲食を楽しんだりしていた。

 朝市は昨年、魚津商工会議所青年部が中心となり、地域の活性化を目的に初めて開いた。同市本新から北鬼江の「しんきろうロード」を歩行者天国にして、約1万人が来場した。

 今年は新たに実行委員会を立ち上げ、毎月第4日曜に開くことを決めた。海の駅蜃気楼で毎月第2、4日曜に行われている「魚津の朝市」とも同時開催し、さらなるにぎわいの創出につなげる。大野慎太郎実行委員長は「少しずつ規模を大きくしていき、毎月第4日曜はちょっと早起きして『魚津に行ってみよう』と思ってもらえるような朝市にしていきたい」と意気込んでいる。

 この日の朝市は北日本新聞社後援。