富山県南砺市福光の通信制サポート校、AOIKE高等学院南砺福光キャンパスは6日、学院に関心を持つ中学生ら向けの説明会を同キャンパスで開いた。来年度に「キャリアデザインコース」の開設を控える中、一人一人の適性を重んじる教育理念と新たな学びの場の特色をアピールした。

 通信制は、一般の高校よりも自由に動ける時間が豊富。その利点を最大限生かし、所定のカリキュラムとは別に、特徴的な学習内容を用意している。

 一つが、現行のコースを統廃合して来年度に設けるキャリアデザインコース。南砺の伝統工芸が題材の体験学習や、自らテーマを設定する「ラボ活動」などを組み込む。

 米国シリコンバレーを拠点に活動する起業家や、音楽プロデューサーら講師陣も多彩。オンラインも活用し、自分で通学ペースを決めながら全日制スタイルで学べる。

 フィリピン、米国、韓国の姉妹校、提携校への短期・長期留学も可能で、多様な関心に応じられる教育環境となっている。

 オープン・スクールと題した説明会で、吉田英文キャンパス長は、参加した生徒と親を前に「皆さんのやりたいことを実現するため、伴走したい」と述べ、一人一人に寄り添う教育姿勢を伝えた。

 同キャンパスへの問い合わせは、電話090(1077)2871。