身寄りのない死亡者を富山県高岡市が火葬した件数は、2022~24年度の3年間で96件だった。22日の市議会民生病院委員会で、埜田悦子氏(立憲民主・社民)の質問に関原総臣社会福祉課長が答えた。
22年度が29件、23年度が38件、24年度が29件だった。埜田氏は火葬費用の負担や遺骨の扱いも質問した。関原課長は費用について死亡者の遺留金を充て、不足分は市が立て替えて遺骨を保管していると説明。その後、親族の有無を調べ、法定相続人がいる場合は費用負担と遺骨の引き取りを依頼しているとした。
相続人がいない場合や相続が放棄されている場合は県が費用を負担する。相続人が遺骨の引き取りを拒んだ場合、高岡斎場に供養を依頼しているという。