富山県黒部市田家地区の「第2回田家チャレンジウオーク」は18日、同市たかせ小学校を発着点に行われた。昨年に続いて実施し、今年はさらに幅広い年代に楽しんでもらおうと、5・1キロと3・2キロの二つのコースを設けた。実行委員会の宮崎新悟委員長(67)は「顔の見える関係を住民に築いてもらい、普段から助け合える元気で楽しい地区にしたい」と意気込む。
田家地区には約1100世帯、3千人が暮らす。30~40年前から新興住宅が増え、世代間の交流が課題だ。昨年の能登半島地震のような災害時にも安心して暮らせる環境をつくろうと、昨年からチャレンジウオークを実施している。
昨年の参加者から「もっと気軽に参加できるコースがほしい」との要望があったため、3・2キロのコースを新設した。この日は子どもから高齢者まで約200人が参加。チェックポイントでじゃんけんやけん玉をしながら、起伏に富んだ地区内の散策を楽しんだ。KUROBEアクアフェアリーズ富山の3選手も参加して盛り上げた。
今年は新たに8月に納涼祭も企画している。田家自治振興会の水口晴茂会長(67)は「古き良き時代の住民間のつながりを復活させたい」と語った。