17日からA千葉と決勝

 バスケットボール男子Bリーグ2部(B2)の富山グラウジーズ(東地区2位)は11日、福岡市の照葉積水ハウスアリーナでプレーオフ(PO)準決勝第2戦に臨み、福岡(西地区首位)を104-95で下し、2連勝でB1復帰とPO決勝進出を決めた。決勝は17日から敵地でA千葉(東地区首位)と対戦する。

 富山はケネディ、宇都、上田、ホワイト、ワットが先発。序盤は相手にリードを許したものの、宇都やホワイトが立て続けに速攻を決めて主導権を握り、前半を48-39で折り返した。

 4点リードで迎えた第4Qは、相手にインサイドを攻められ一時3点差まで詰め寄られたが、終盤にケネディがフリースローを着実に決め、競り勝った。

 降格から1年でB1復帰を勝ち取り、富山の選手や敵地に詰めかけたブースターは涙を浮かべたり、抱き合ったりして喜びを分かち合った。

 今季就任したダビー・ゴメスヘッドコーチは「自分を信じてついてきてくれた選手たちに感謝したい」と語った。高堂孝一社長は「ブースターにB1復帰という最高の恩返しができた」と話した。

 来季B1で戦う富山は2026年秋に開幕するトップカテゴリー「Bリーグ・プレミア(Bプレミア)」の参入が決まっている。

富山 104 - 95 福岡
(1Q) 27 - 20
(2Q) 21 - 19
(3Q) 24 - 29
(4Q) 32 - 27
▽観衆 4196人