16、17の両日に高岡市伏木地区で開かれる「伏木曳山(ひきやま)祭」を前に、地元のかたかご幼稚園・保育園の園児たちが8日、ミニチュアの山車(やま)2基で曳(ひ)き子を体験し、地域の伝統文化に親しんだ。
山車は上町と湊町の提灯(ちょうちん)山車をモデルとしており、木製で高さ約1・5メートル。約10年前に伏木いやさーパトロール隊から譲り受け、祭りの時期に玄関に飾ったり、園児が曳いたりして活用している。
園の倉庫から“倉出し”し、年長児45人が「イヤサー」のかけ声とともに園の周りを元気よく曳き回した。山車をぶつけ合う「かっちゃ」も行い、勝ち負けを競った。園児は「山車は格好いい」「楽しい」と笑顔を見せた。