富山県氷見市磯辺の礒部神社でヤマフジが見頃を迎えている。7日も、神社の森(社叢(しゃそう))を覆うように咲く薄紫色のかれんな花が訪れた人を楽しませた。住民によると、現在は5分咲きで、週末の10、11日に見頃のピークを迎えるという。

 ヤマフジは、市天然記念物に指定されている社叢の木々に高さ約20メートル、幅約40メートルに渡って巻き付く。人々は、花房がいくつも垂れ下がる光景を見上げながら感嘆の声を上げていた。

 ことしから、花の時季に訪れた参拝客向けに氏子たちが御朱印を用意している。「何か参拝記念になるものを」と考えた地元の氏子役員、森杉國作さん(84)が隣接する角間地区の角地伸幸さん(44)から助言を受けて作った。

 御朱印は300円。おみくじ、お守りなどもある。